今度の日曜礼拝は震災を覚え、被災者を慰める讃美歌を歌います。

お知らせ

今日は東日本大震災から11年です。明後日の日曜日は、3.11から一番近い日曜日なので、主日礼拝の中で聖歌の397番「遠き国や」を歌います。
この讃美歌は、今から約百年前、1923年の9月1日たまたま上京していた宣教師J.V.マーティンが関東大震災に遭遇し、明治学院の避難所に被災者を見舞に行きましたところ、蚊帳の中でともるロウソクの光をみてインスピレーションを得て作詞し、その後、自宅に帰って作曲したのがこの讃美歌です。
ちなみにマーティンは当時、大阪市立高等商業学校(その後の大阪市立大学、現在の大阪公立大学)の英語教師として職を得て大阪在住でしたので、この曲は、同大学から最も近い教会の一つである我孫子バプテスト教会の本当に近くで生まれたことになります。

以来、この讃美歌は、関東大震災記念日9月1日はもちろん、阪神大震災1月17日や東日本大震災3月11日にしばしばうたわれるようになりました。被災者や遺族を慰めると共に、私たちは自分の拠り所をはかなく、もろく崩れてしまう地上に置こうとしがちであるが、本当にゆるぎのない、確かな依り頼むべきものが神の愛であることを多くの人に悟らせる曲となっています。

毎週日曜日の礼拝はクリスチャンもそうでない人も、神の言葉、聖書の言葉を聞きたいと願う全ての人に開かれています。ぜひお越しください。

Youtubeに久米小百合さんの賛美する「遠き国や」が公開されていたので、リンクを下記に添付します。

 

 

本稿のサムネイルはグーグルストリートビューより、東京白金にある明治学院記念館。この建物は明治の建造とされているので、関東大震災当時、被災者を見舞ったマーティン宣教師もこの建物を目にしているはずである。

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