歴代誌上 第25章4~8節「サムエルの孫、信仰の隔世継承」

救いは神の専決事項であることを踏まえた上でどうしてサムエルの子ヨエルの信仰が離れ,孫のヘマンの信仰が回復したかを考察します。サムエルは偉大な預言者にして最後のさばきつかさでもあります。が,聖書は彼の家庭について特に彼の妻については一切に触れられていません。彼は忙しすぎた。おそらく子どもにゆっくり信仰について語ることがなかった。「親父の背中」をみてきっと正しい道を歩むと希望的観測を持っていたのかもしれません。しかし、その淡い期待は打ち砕かれたことがサムエル記上8:3に記されています。子どもへの信仰継承に失敗してからサムエルは後継者(預言者)育成のため,訓練所,学校のようなものを組織しその集団を指導していたようです(サムエル記上10:5)。そして訓練された預言者・先見者,聖歌隊としてダビデ政権で宮仕えする聖歌隊の中に孫のヘマンがいることから、サムエルが孫を自身が設立したその訓練機関に入れたことは想像に難くありません。現代に適用すれば祖父が現役世代で教会から足が遠のく息子に代わって孫を教会学校に連れてきて一生懸命信仰の継承を図るといったところでしょうか?どんなに立派な伝道者・牧師であっても,その子孫は自動的に信仰者になるのではなくて,その子どもは即、福音宣教の最前線なのです。聖書は今の我々ほど人間の自由意思と言うものに信頼を置いていないのです。そう,サムエルの息子ヨエルがそうであったように…。だからこそ神の招きと取り扱いは人間の自由意思を超えた所に存在するのです。それは幼き時から訓練を受けたヘマンの詩(詩篇88篇)からもしることができます。がそれはまたの機会に…。次世代への信仰の継承のために祈りましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました