使徒言行録10章34~43節「あなたのイメージする神は小さすぎる」

説教

あなたのイメージする神は小さすぎる

ペンテコステの今日は新約聖書の使徒言行録(使徒行伝)を皆さんとともに味わいたいと思います。文字通り、公生涯を終えたイエス様の直弟子だった使徒たちの言行が記録されているのですが、それをみて、イエス様の弟子たちがこんなに頑張って伝道したんだからあなた方も伝道しさない等と尻を叩こうというわけではなないのです。むしろ、逆です。いかに弟子たちのお尻が重くて伝道しなかったかということを見てみたいのです。
大宣教命令をうけても弟子たちは伝道しませんでした。

主が昇天されるときでさえ、弟子はイスラエル国家の再建を主イエスがされると期待してしまうとんでもない勘違いをするばかりで伝道しませんでした。(使徒1:6)。

ペンテコステで聖霊が下り弟子たちが世界中の言葉で異言を語るという奇跡をみたのに信者たちは伝道しませんでした(11:4)。

相変わらずユダヤ教の習慣を守り(3:1)エルサレムに留まり続けました。弟子たちが外に目を向けたのではなくて、エルサレムの教会に迫害が起きて(8:1)、急きたてられるようにしてようやく、ユダヤ人の兄弟民族であるサマリア人に福音が漏れるようにして伝わり、信じる人がでてきたので後追いでエルサレム教会から確認のために人を派遣する始末でした(8:14)。

異邦人コルネリウスにペテロを尋ねるように天使の直接介入があり、ペテロに異邦人に福音を伝えるように直接介入があり、ペテロはユダヤ教の食物規定から外れた食べ物を食べるようにとの夢の中で三度も促しを受け、(10:16~17)、コルネリウスに出会い、そこで一番弟子ペテロにしてようやく理解したのです。イエス・キリストの福音が全世界に分け隔てなく伝えられることが神の意思であることを、そして、「世界中の人に伝道しなくちゃいけないんだ」ってこの期におよんでようやく理解したのです。「おい、今頃かい!」ってツッコミたくなりますが、人のイメージする福音がいかに小さいことか、聖霊がいかに忍耐強く人伝道する気をなかなか起こさない鈍い人間に根気強く福音を訴え続けてくださるのか、神の恵み深さに感謝。

サムネイルはヘルブラント・ファン・デン・エークハウト作「百人隊長コルネリスの幻」

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