テモテへの手紙二 第3章16節「ハロウィンとキリスト教の関係」

ハロウィンは近年日本で急激に受け入れられてきました。クリスチャンの間でもこの祭りをどう扱うか見解が分かれています。そこでハロウィンの起源について共に探っていこうと思います。
(1)ハロウィンはもともとケルト族(アイルランド)の収穫祭でした。ドルイド教のサラウィン祭が起源です。
(2)余りにもこの祭りが文化にねづいていたので、カトリック教会がかの地に伝道するに際して、東方教会の万聖節をとりいれ、それをサラウィン祭の翌日(11月1日)に据えることで、キリスト教の前夜祭にして換骨奪胎を図りました。
(3)しかしこの万聖節は死者の崇拝にあたり聖書的根拠がないので廃止すべきだと、ルターがヴィッテンベルグ城に『95カ条の論題』を掲示したのが今から500年前の万聖節の前日の10月31日でありドイツではこの日は宗教改革記念日とされています。
聖書のみという、今日のテキストを厳格に適用するのであればすべきでないのでしょう。また申命記18章には異教の祭りの一切を忌避すべきともあります。一方でローマ書14章には暦や食べ物の件でいわゆるグレーゾーンをどのように取り扱うかということが書かれています。そして、暦に従って祝祭日をとり行う、行わないというグレーゾーン問題の場合、それを実際に行うか行わないかの是非よりも、その行動の根拠が自分のためなのか主のためなのかという動機の重要性が語られています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました