ルカの福音書2章8~21節「キリスト誕生の喜びに湧く羊飼い」

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カール・ブロッホ作「羊飼いと御使い」

ルカの福音書2章8~21節「キリスト誕生の喜びに湧く羊飼い」

キリストの誕生を一番最初に礼拝するという光栄に与ったのは近くで野宿をしていた羊飼いでした。特にエルサレム近郊の羊はいけにえをささげるために「神殿・宗教関係者様御用達」とされていたという記録もあります。いけにえと聞くと、ネガティブなイメージを持たれるかもしれませんが、今日の招きのことばにもあるように、いけにえにささげた肉は食用にすることができ、当時、肉は滅多に口にすることができないとびきりのごちそうでもありました。羊飼いの仕事は宗教的にも欠かすことができないものであると同時に、世俗的にも人々に喜びを与える大事な仕事でした。にもかかわらず、羊飼いはいわゆる3Kの仕事であり、安息日も守ることができない仕事であり、そのためたいていは文盲であり、裁判での証言も認められない身分でした。社会において欠かすことのできない職業であるにもかかわらず、その社会から差別される存在、それが羊飼いだったのです。

イエス・キリストは私たちを導く羊飼いとしてこの世に来ました。また、私たちの罪を取り除くいけにえの小羊としてこの世に来ました。イエス・キリストはそのメッセージを携えてこの世に来ました。その「キリストがこの世に来た」というメッセージを最初に聞いた人は羊飼いでした。差別されていた羊飼いが最初にメッセージを聞いたということ自体が、もうそれが神様からのメッセージでありました。

イエス様は人生においてあまりスポットライトのあてられることのない、私たちのために来てくださったのです。頑張っているのに、のけものにされ、いじめられている私たちのためにきてくださったのです。迷い苦しむ私を導くために、私自身が自分で解決しようのない罪を贖う(身代わりなる、賠償する)ために来てくださったのです。 これがクリスマスのメッセージなのです。このメッセージを聞いてじっとしていられましょうか、喜ばずにいられましょうか、この喜びを他の人に伝えずにいられましょうか?羊飼いはキリスト降誕のメッセージを携え他者に伝えました。私たちもこの喜びを御裾分けしようではありませんか?!

サムネイルはカールブロッホ作「羊飼いと御使い」

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