デュークエイセスのドライボーンズの由来

説教

デュークエイセスは1955年から実に60年以上活動した男性4人組のコーラスグループです。その初期の代表曲ともいえる曲がドライボーンズです。同曲はエゼキエル書37章の枯れた骨からインスピレーションを得た黒人霊歌風の曲で1928年にDelta Rhythm Boysという黒人の4人組コーラスによって収録されたものを、デュークエイセスがカバーしたものです。因みに、男性向けのアパレルショップのドライボーンズもこの曲が作られ、またうたわれた1920~70年代風のファッションを提供するお店で由来はおそらく同じです。

ドライボーンズ 私訳 1番のみ

エゼキエルは枯れた骨をつなげた
枯れた骨の谷で
さあ主のみ言葉を聞こう

つま先の骨を 足の骨につなげた
足の骨を かかとの骨につなげた
かかとの骨を 足首の骨につなげた
足首の骨を すねの骨につなげた
すねの骨を ひざの骨につなげた
ひざの骨を 大腿骨につなげた
大腿骨を 座骨につなげた
座骨を 背骨につなげた
背骨を 肩の骨につなげた
肩の骨を 首の骨につなげた
首の骨を 頭蓋骨につなげた
さあ主のみ言葉を仰ごう

骸骨 骸骨 が歩き回る
さあ主のみ言葉を聞こう

エゼキエルは今から約2600年ほどまえの預言者です。バビロンによってユダ王国が滅び、国民は強制移住させられ、精神的支柱であったエルサレムの神殿が跡形もなく崩され、バビロンに唯一の対抗馬となりうるエジプトまでもがバビロニアに滅ぼされるころに神託をうけました。本当に、どん底の底です。そんな時に、散っていた先人たちの遺骨が組み合わされ、肉覆われ再び命を吹き込まれるという幻を見せられたのです。

使徒言行録23章6~10節をよむと、ユダヤ教徒の中でも死者の復活というのはあまり信じられていなかったことがわかります。旧約聖書においてはからだの甦り、復活信仰に関する記述がそれほど少ないのです。サドカイ派は復活を信じず、ファリサイ派は信じていたようです。

本日のテキスト、エゼキエル37章は旧約聖書においてはかなりビビッドにからだの復活があることを示している貴重な箇所です。おそらく使徒言行録23章の大論争がおきたとき、「エゼキエル書37章をどう解釈するのか?!」と口走った者もいたに違いないのです。

私たちは未来に対して、神様から希望の言葉をあたえられても、眼前に広がる惨状にひきづられる傾向があります。しかし、神は全能なるお方です。指先一つで宇宙を作ったお方です。無生物に息を吹き込み命を与えうるお方におわします。そのお方の独り子イエス・キリストが実際に地上に降臨されて、死者の復活というデモンストレーションを先行鑑賞させてくださってまで私たちの救済を成就してくださったことにこそ信仰者である私たちは目をとめようではありませんか?

本日は礼拝の中で使徒信条を告白しました。信条の後半にある「からだのよみがえり」はまさにエゼキエル書37章に関連した信仰告白です。宗教改革記念日を明日に控え、永眠者記念礼拝を来週に控え、本日礼拝後に納骨堂の清掃が予定されているこの日にこそ、主イエスが指し示してくださったからだの甦りの信仰を大切にしたいものです。

今回の説教作成において参考にさせて頂いた動画

※サムネイルはギュスターブ・ドレ作 「枯れた骨の幻」

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