主イエス様は律法学者の問いに答えてこのように第一の掟をお示しになりました。そして、それに続いて第二の掟をもお語りになったのです。彼が問うたのは第一の掟は何ですかということですから、第一だけを示せば答えにはなっています。しかし主は敢えて第二の掟をもお示しになった、それはこの第一と第二とが切り離すことのできない一体のものであるからでしょう。第二の掟とは「隣人を自分のように愛しなさい」です。これはレビ記第19章18節です。旧P192そこには「自分を愛するように隣人を愛しなさい」とあります。神様を愛することと、隣人を愛すること、この二つが分かち難く結び合って、律法の中心、信仰の要をなしているのです。
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