ヨブ記

サブカルを神学してみた

スヌーピーを神学してみた(3)―負け続けるチャーリー・ブラウンは、ヨブだったのか

チャーリー・ブラウンほど、報われない主人公も珍しいでしょう。野球をすれば負ける。凧を揚げれば木に引っかかる。勇気を出してフットボールを蹴ろうとすれば、ルーシーが直前にボールを引っ込める。憧れの赤毛の女の子には、なかなか声さえかけられません。普通、物語の主人公は成長します。最初は弱くても、特訓して強くなる。失敗を重ねても、最後には成功する。だから私たちは安心して見ていられます。「いまは負けているけれど、この失敗はきっと最終回の勝利につながる」と思えるからです。ところが、チャーリー・ブラウンは、何十年たってもボールを蹴らせてもらえません。いや、そろそろ学習しようよ。読者はそう思います。しかし彼は、次の秋になると、またルーシーを信じて走り出すのです。そんな彼を見ていると、聖書に出てくる一人の人物を思い出します。ヨブです。
サブカルを神学してみた

チ。原作6話を神学してみた。盲人が盲人を導く/神曲の世界観

第二章の主要人物オクジーの厭世的な考え方に対して同僚のグラスが慰めようとします。しかし、慰めようとするグラスもまた、自殺未遂をしたことのある問題を抱えた人でした。