ルカによる福音書 第22章24~30節「仕える者となれ」

主イエス様は、最後の晩餐において、具体的に、弟子たちのために食卓を整え、給仕をして下さいました。弟子たちに仕える者となって下さったのです。マタイ、マルコ、ルカの福音書はどれもそのことを語っています。ヨハネによる福音書には、パンと杯が分け与えられたこと、つまりいわゆる聖餐の記事はありません。しかしヨハネがその代わりに最後の晩餐で、主イエス様が弟子たちの足を洗って下さったと書いています。それもまた、主イエス様が僕となって弟子たちに仕えて下さったということです。四つの福音書はどれも、最後の晩餐において弟子たちに仕えて下さった主イエス様のお姿を語っているのです。主イエス様が十字架にかかって死なれたのは、弟子たちに、そして私たちに仕えて下さるためでした。
主イエス様は、私たちの罪を全て背負って、その赦しのために十字架の上で死んで下さったのです。私たちのための過越の小羊となって下さったのです。そのようにして主イエス様ご自身が罪人である私たちに仕えて下さったことによって、私たちは罪を赦され、罪の奴隷状態から解放されるという救いにあずかったのです。その救いの恵みを私たちに味わわせて下さるために主イエス様ご自身が給仕して下さる食事、弟子たちの足を洗って下さったことも、全て主イエス様の十字架の死によって罪の赦し、清めが与えられることを指し示しています。

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