新生会綱領宣言

教会紹介

私たちの教会はバプテスト同盟という団体に加盟していますが、バプテスト教会は会衆制で、各個教会の自治を重んじます。平たく言えば、教団教規のような各個教会を強く縛り付けるようなモノはなく、民主的な運営をすることを旨としています。では私たちの教会がプロテスタント教会である以上は何者でもないかといえば、そうではなく、私たちの群れの歴史を顧みる時、今の私たちの特質を位置付ける、大事な歴史的文書が存在しています。そのひとつが新生会綱領宣言です。

新生会綱領宣言に至るまでの説明は整ったものが「日本バプテスト同盟信仰宣言」の全文にあるのでそれに譲ります。以下「日本バプテスト同盟信仰宣言」前文抜粋です。

日本バプテスト同盟信仰宣言前文(抜粋)

わたしたちは、アメリカン・バプテストから1873年に派遣されたネーサン・ブラウンとジョナサン・ゴーブル両師夫妻の宣教に始まるバプテストの群れです。

1941年、当時の大多数のプロテスタント教会によって「日本基督教団」が結成され、わたしたちの群れもそれに参画しました。1948年、アメリカン・バプテスト系の教会の交わりとして「日本基督教団新生会」を組織しました。その後、バプテスト教会のあり方をめぐって教団離脱問題が発生したために、1953年「基督教新生会」に改組し、その立場を表明するものとして、翌年「基督教新生会綱領宣言」を採択しました。

1958年、基督教新生会に属する教会の中から日本基督教団を離脱した教会を中心として、新しく「日本バプテスト同盟」が結成されました。そのときには新たに信仰宣言は行わずに、基督教新生会綱領宣言を日本バプテスト同盟の信仰の基盤として継承してきました。

新生会綱領宣言

われらは、日本における新生会八十年の伝統的信仰の歴史を省みつつ、今、われらの立っている信仰の共同的基盤を明らかにして、ここにその信仰の特質的なものを新生会の内外に宣言する。

1.われらは、聖書を信仰と生活との基準とする。
2.見えざる公同教会を信ずる。この公同教会は地上においては個別教会のうちにおいてのみあらわれている。
3.個別教会の主にある自主性を主張し、相互の連帯性を重んじる。
4.個別教会の信徒は、イエス・キリストを唯一の主と告白し、バプテスマを受けたものとする。幼児バプテスマは認めない。
5.バプテスマの方式は「浸礼」とする。
6.バプテスマと主の晩餐(ばんさん)とは、象徴的意味の礼典とする。
7.信徒はすべて祭司であり、平等である。従って教会政治は会衆制を採る。
8.信仰による良心の自由を重んじる。
9.政治と宗教との分離を主張する。
(1954年5月5日 基督教新生会 第6回大会)

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