使徒言行録 第15章22~35「主体的に生きるために」

いくつかの教会の代表が集まって物事を決める根拠はどこにあるのでしょうか?
それが本日のテキスト、使徒言行録15章のエルサレム会議です。ただこの先例は聖書内に1度しかなく、教会史の中では長らく、各個教会を支配する上部団体のように誤解されてきました。しかし、その内実はどうでしょうか?エルサレム会議では教会間の交わりを損なうほど重大な齟齬を生じさせないが為に最低限のことを申し合わせ、それ以外は各個教会に委ねることを決めたのです。つまり、この会議は「各個教会を支配しないこと決めた」(使徒15;28)のです。でも、そうであれば、各個教会の管理運営はいった誰に委ねられているのでしょうか?神学を修めた一部の偉い牧師先生たちでしょうか?
いいえ。聖霊を受け、イエスキリストを信じ、バプテスマを受けたすべての教会員一人ひとりに委ねられているのです。神様はどれほど私たちを信頼し、どれほど大きなものを私たちに託してくださるのでありましょう!実にキリストの名の冠したご自身の教会を私たちに託されているのです。これほど信徒が主体的な宗教が他にどこにありましょう。そう考えると、私たちは感謝と同時に襟を正す思いにされるのです。
また、私たちに良き勧告を下さり、バプテスト同盟の難しい舵取りをしてくださる牧師、兄弟姉妹のために祈ろうではありませんか。

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